9/27の基礎立ち上がりコンクート打設後、約2週間の養生期間を設けて10/11より建て方作業に入りました。
まずは土台の敷き込みと外回りの埋込配管を同時進行。土台の敷き込みが済めば建て方とその後の外部作業用に足場を架設するので、その前に配管作業を終了しておかないと足場解体まで配管埋込が出来なくなる為です。更に建物の壁が出来上がってからだと周囲を掘削する作業もやり難いですからね。「やり難い作業は行わなず、後回しにもしない!」これが現場品質確保の基本中の基本の更に基本であります。
建て方作業は10/11.12の土台敷き込み・1F床下地造作を経て10/15-17で屋根下地防水シート貼りまで進行。その後構造計算書に基づく各所金物を取付し、10/22に行われた基準法の中間検査・瑕疵担保の躯体、防水検査何れも全く当然ですが指摘箇所無しで適合判定となっています。
工程順に
カナダからティンバーフレーム資材を積み込んだコンテナが到着しました!カナダ国内で今夏大規模広範囲に発生していた山火事の影響で出荷が約4週間遅れましたが、弊社取引先の皆の無事と併せ資材も無事に東京港へ入港。台風21号の影響もあって大混雑の港湾内と通関を経てようやく一時保管場所に到着。この一時保管場所は弊社創業以来のお付き合いで今回の現場の施工もお願いする
人見工務店さんの作業場。人見工務店さんは弊社の協力会社グループ「
K's CLUB Pro」でも最古参の会社です。
到着した40’オープントップコンテナのシートをめくると
素晴らしい木の香りに周囲が包まれ極上の空間へ…。
いつものことながら荷下ろし作業で一番至福なひと時です。
無駄なスペース無く、荷崩れもしない様にしっかりと積み込んでくれています。カナダでコンテナ積込作業を任せている所も創業以来の付き合い。皆、いつでも当たり前のことを当たり前にこなしてくれる頼もしい奴らです。
荷下ろし一発目は丸太の大黒柱。
棟木までの柱ですので約8mあり
ます。(重さ約200kg)
こちらは今回土台に使用するウェスタンレッドシダー200角材
目詰まり・通直性とも間違いのない材を用意できました。
ティンバーフレーム躯体に使う資材は全部で15パッケージに納まっています。
その他にウェスタンレッドシダー材や上右画像奥に写るSPFT&G材等を納入。
ウェスタンレッドシダー材はグレード別に通気胴縁用と内部枠・階段造作材に。
SPF1x6・2x6T&G材は壁材や化粧野地材に使用します。
お施主様、お待たせしてしまいましたが昨日の土台敷に続き、台風をやり過ごしましたら建て方作業に進行していきます。
お楽しみにしていてください。
現場は地盤の柱状改良工事から約2週間の養生期間と台風襲来回避期間を設け、9/12より基礎工事各工程に取り掛かりました。
遣り方~根伐り~砕石敷転圧~捨コン打ち~ベタ基礎底盤型枠組~配筋~配筋検査~底盤コンクリート打ち~立ち上がり型枠組~立ち上がりコンクリート打ちと、今年の天候不順の中にあっても2回のコンクリート打ち日は共に晴天に恵まれ順調に工程が進行しました。
工程順に
4月末に実施した地盤調査の結果の受けて、お施主様とのプラン打ち合わせやそれに基づく地盤・基礎・建物の構造設計を進め、本年12月末の完成を目指すプロジェクトが本格的にスタートしました。
最初の工程は地盤改良工事となります。
柱状改良工作重機の搬入・都内住宅地内ですから慎重に慎重を重ねて…。
今回は、先週(8/8-10間)行ったカナダサイトでのティンバーフレーム躯体加工状態検品の様子を報告。
躯体加工の最終段階では、土台から小屋組まで各通り(タテヨコ)での仮組を全て行い、材表面の状態や仕口継手の納まり具合、鉛直・平行の精度等を確認します。
弊社が提案するプランにて、お施主様のご意向を確認しながらも基本的に標準採用をしている丸太大黒柱。木目緻密・通直な原木を厳選するのは勿論ですが、自然のままですから加工には工夫が必要になります。それでも圧倒的存在感と安心感には代えられませんからお施主様にもそこは絶対的に感じて欲しいと思っています。
今回は土台にカナダB,C,州産地が誇るウェスタンレッドシダーを採用。
上屋のD-Firもそうですが、弊社のティンバーフレーム躯体は
全て芯材で計画されています。建物に求められる強度、耐久防虫性からすれば当然の事とも言えます。
出荷前に施す保護塗装のカラーを最終確認。含水率19%前後になるまで十分な乾燥期間を設けて加工した躯体も、そのまま貨物船に載せて太平洋を渡って高温多湿な日本へ輸送すれば再度湿気を含んでカビの発生を招く事は火を見るより明らか。輸送や運搬の際に傷がつくリスクもありますが、そんな部分的な事は再塗装で十二分にリカバーは可能。それよりも保護塗装をしてカビの発生を防ぐ方がはるかに優先事項となります。
デモコンナカンタンナコトガワカラナイケンチクヤサンが居るのも事実。何とかしたいものデス。
お施主様。
弊社が創業以来(実際には創業前から)の付き合いのMr.R一家です。私からすると理想的な家族経営で事業継承も出来ています。彼らも自身が加工したティンバーフレームが日本で建てられていることに誇りを以て取り組んでいます。日本に呼んだときは是非会ってやってください。