いよいよ大詰めとなりました。先月末に受けた建築基準法第7条第5項の規定に因る「完成検査」も無事終了&合格。検査中に担当官が漏らした「スゴイね、この家。」の一言を弊社へご依頼いただいたお施主様へ感謝と共にお届けしたいと思います。また、同じく那須地域でいつも工事に協力してくれる
弊社のサークルサポーター、
㈲人見工務店さん、坂本建築設計事務所さんにも感謝です。
有難うございました。そしてお疲れ様でした。
さて、現場は・・・
先ずは外観から
周辺環境マッチを大前提に屋根・壁・ティンバー躯体の色をお施主様と一緒に悩んで決定しました。
ティンバーフレームの象徴である方杖もシンメトリーとした躯体構造に見合う位置に設置。
降雪・風雨等の悪条件下でも玉砂利を敷いたカースペースからアプローチし易い様、十分な屋根掛かり幅を玄関ポーチ部分に確保しました。
断熱玄関ドアを開けるとポーチと同じ色で統一した300角タイルの*三和土(タタキ)となります。ウェスタンレッドシダーの無垢板(奥行き30cm)で現場造作した靴置き棚は長靴と普通靴用に高さを分け、横に4足ずつ並べられる幅を確保しました。
内部は・・・
LDK。造作した出窓は製品として出来ている出窓を取り付けるより断熱性を確保し易く、特に寒冷地では有効な手段です。
個室にも同様の出窓を造作。掃きだし窓から出たDeck部分は十分な屋根掛かりがあり、夏の夕涼みやお月見には最適な空間となるでしょう。
ロフトへの階段材もウェスタンレッドシダー無垢板を使用。寸法安定性に優れ、柔らかい手(足)触りは昇降に安心感をもたらします。
オープンな空間としたロフト。手すり材も勿論ウェスタンレッドシダー。
ロフトにはハンガー用のパイプとスノコを置いた収納を設置。傾斜天井で生じるデットスペースの利用ながら十分な収納量を確保しています。
吹抜けとなっているリビングからロフトを望む→
内部の床と壁はすべてパイン無垢材で統一。室内は木の香いっぱいで気持ちイイ~。色も経年でアメ色に変化するので、いい味わいとなるのが楽しみでもあります。
キッチン。 完全オーダーの輸入キャビネットを組み合わせました。シンプルながら必要十分なサイズと機能を装備。IHクッキングヒーター下のL型キャビネットは扉が中折れ式となっているのでデッドスペースが無く、物の出し入れもし易い構造となっています。
扉面材:パイン無垢
カウンター:デュポン社製コーリアン
シンク:コーラー社製ホーロー
外部WoodDeck
南面全体に設けたDeckは個室・リビングからアクセス可能。
ロートアイアンの門扉をDeck中央の昇降口に設置。外部の配色を考慮し緑青色で仕上げました。
昨年秋から着工したこの現場も途中予想以上に低温が続いた為、丁度その頃の工程となっていた作業を中断しなければいけない時期がありました。勿論、品質を考えての事ですがその分遅れてしまう工期へのご理解をいただいたお施主様には本当に感謝しています。
私たちは一生懸命、確実に創り上げさせていただきました。しかし、これからが本当のお付き合いとなります。これからもどうかよろしくお願いします。
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三和土(タタキ)