とは、弊社もたびたびお世話になっている「新建新聞社」社主・伊澤和馬氏による同社発行「すまいの手引き2008年版」に寄せられた巻頭言のタイトル。この本はこれから家づくりを計画される皆様には是非参考にして戴きたいですが、その巻頭言に書かれた内容にも正に”同感”と思わず声を出してしまう事ばかりです。中でも注目は、私のライフログにもある「家をつくって子を失う」と言う本に書かれた内容に触れた一節・・・
建築家は住宅を
「作品」・ハウスメーカーは
「商品」・不動産会社は
「物件」と呼ぶ・・・そこに本来あるべき住宅の姿はあるのか?というもの。私も業種や企業形態により内部的に使う表現としてなら「商品」と「物件」は五百歩譲って許せる。でも、一部「先に生まれた人」なんて呼ばれて驕り高ぶっているとしか考えられない人達は、お施主様とそのご家族の住まいなのに、あたかも自分のものの如く「作品」と呼ぶ。よく私も耳にする表現ですが、その度に違和感を感じていました。住まい創りに携わる者にとって住宅という箱を完成させたら業務終了ではありません。お施主様・そのご家族と一緒に住まいと住まい方を創り続けて行く。これが目指す姿なのではないでしょうか。
辞書によれば作品とは特に文芸・音楽・美術工芸などの芸術的製作物とされています。人様の住まいや建築構造物を作品と呼べるのは歴史的評価と公共性の裏づけがあってこそとも思います。私は絶対にこの考えを曲げません。弊社の提案するCozyUpなHome創りにこれからも邁進していきます。新建新聞社社主伊澤氏のこの巻頭言にはホント!勇気をもらいました。
住まいの手引き2008年版
2007.4.30発売
新建新聞社発行
定価¥2,100.-(税込)
・・因みに私の住まい創り原点はココ↓
カナダの原生林にあります。