いよいよ各工程が仕上げ段階に入ってきました。
↓内部の床(SPF38x127T&G)を張り、
←間仕切壁の造作へ この間仕切壁造作には注意が必要です。ログ壁に接する箇所は例のセトリング対策をしなければいけません。写真、分かり難いかも知れませんが固定する柱にはビス止めする溝(切れ目)を貫通させます。貫通?そうです。丸ノコ等で20cmくらいの切れ目を入れてそこにビス止め。そうすればログが収縮して下がってきてもビスはその溝(切れ目)の中をスライドする訳です。今回の場合マシンカットログで内部は平らなD型ですのでそのまま施工できますが、内部が丸い場合やハンドカットログの場合は凹凸の隙間が見えない様間仕切壁の仕上げ幅でログに欠きこみを入れてその中に柱を建てます。
間仕切り下地が出来たので玄関ドアを吊り込みました。今回はダグラスファー無垢の親子ドア。重厚感に溢れ、正に顔としての存在感があります。しかし、重ぉーーーーーい!毎度のことですが、その度に前より重く感じるのは「歳」のせいでしょうか。イヤ、まだまだだ。!
その頃外部では塗装に入る前の準備作業。ログジョイント部と最下段ソールプレートとシルログとの取り合いにパーマチンクを充填しておきます。これらシール工程は雨対策にとても有効。セトリングが収まるまでの間は方位によってその収縮度合いが違うので思わぬところからの漏水がある場合があります。ジョイント部には雇いホゾと接合金物も入っていますが、念には念を・・といった作業の一つです。
そして塗装開始。木材浸透保護塗料「シッケンズ・セトールHLS」ナチュラル色にて2~3工程塗布します。