11/30屋根の防水シート張が済んだので、雨対策には一安心と言ったところ。来週は寒気来襲というオヤジギャグ的予報もあるので、妻壁の造作と同時進行で窓も付けてしまおうということにしました。
←カナダで製作した木製建具の面々。キチンと固定されて梱包されているので今までもガラス破損等の事故はありません。マシンカットログの製作を頼んだこの会社は木製建具を作る設備も充実しており、サイズや樹種もカスタムオーダー出来るので建物プランに合わせて発注する事が出来ます。今回は玄関ドアと室内のドア各1枚・ペアガラス入り窓(シングルハング6・ケースメント1・三角FIX4)を製作しました。
妻壁の下地造作中。日本で調達する構造用合板と断熱材のサイズに合わせ455mm間隔に間柱を入れていきます。
←前回お話したセトリング対する処置で、建具の取り付けにはログハウスならではの方法があります。まず左の写真のように予めログが収縮して下がってくる幅を樹種の収縮率から割り出し、ログの断面積と段数からそれに見合う空間を建具の上部に設けます。(今回はスプルス・パインで10cm)
次にログ開口部木口に切られている溝(キーウェイ)にT字ボートを嵌めこみます。(固定せず嵌めこむだけ)
このT字ボードに建具を取り付けて収縮してくるログに建具が干渉されないようにする訳です。上部にある空間には断熱材を詰めますが、それも含めて窓周囲の納まりについては後の作業になりますので、その機会にまた紹介します。
←取り付ける建具への準備。下部水切り板の裏と両サイドには気密テープを二重に貼っておきます。セトリングが納まるまでログ壁同様にこれは重要な作業となります。
でもやっぱり木製っていいな!見て、触っていると温ったかい感じがする。