現場はこの1か月で外壁間柱建て・構造用合板張り・室内間仕切り壁造作に続き、透湿防水紙貼付、窓サッシの取り付け、断熱材充填、室内可変透湿気密シート貼付と進行しました。関連工事のシロアリ対策・設備先行配管・電気配線も同時進行させ、現在は室内枠取付等の内部造作工事と外壁仕上げ工事に進んでいます。
工程順に
外壁は3x9板
外壁透湿防水紙は十分な重なり幅(150㎜以上)を設け、下から上へ貼り上げていきます。
←開口部廻りの特に窓台や隅部や
↓手すり壁の天端・壁との取り合い部は原則タッカー止め禁止。タイプの違う透湿防水紙をブチルテープを併用しながら二重に貼付して漏水対策を施しておきます。
内壁側は可変透湿気密シートを貼付します。地域の気候特性や立地条件を十二分に考慮して設計することが必要ですが、特に断熱地域区分で4から5以上の地域の場合は壁内結露の防止にこの可変気密シートは有効と弊社は考えています。この現場は都内6地域区分、周辺環境からも必要装備として採用して頂きました。*可変透湿気密シート
気密(空気を通さない)を確保しながら、冬は通常の防湿気密シートのように湿気を通さず、夏は壁体内が高温多湿になりカビや結露が発生しそうになると湿気を通し、通年を通して壁体内を良好に保つよう機能するスマートベーパーバリアです。
(旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社サイトより引用)お施主様、この1か月はほぼ工程通りに進行致しました。ココからはいよいよ細部の造作作業に入っていきます。図面では分かりにくかったところ、美しさと使い勝手を両立させるべくどんどん現場で打ち合わせして微調整していきましょう。