現場は旧盆休み期間中も交代休業で、休み前のゲリラ豪雨による一部工程の遅延挽回を図りましたが、ここにきての台風連発直撃には参りました。でも…開き直るわけではありませんが、自然には勝てず・・・。お施主様をはじめ、近隣の皆様にもご理解を戴きつつ今後も粛々と確かな工程を重ねてまいります。
24時間換気熱交換チャンバーの設置からダクト配管工事へ

第3種換気のシンプルな構造乍らランニングコストにも大きな差が出る実績値を持つシステムを弊社は標準採用。
採用している弊社のお施主様からもティンバーフレーム住宅の室内環境との相乗効果についてご意見を戴いています。
その効果を確実なものにするには気密断熱の処理が重要になります。

配管やダクト、電線の床下貫通部廻りの隙間処理を怠ると文字通り「隙間風」が入ったり余分な水蒸気も呼び込む事になります。

断熱材の欠落、欠損箇所が無いか、気密シートの接続部や終末の処理に空隙が無いか等チェックが必要です。
木工事は外部班と内部班に分かれての作業
外部班は外壁サイディング仕上げの為の通気胴縁・水切りの取付へ
…その前に透湿防水紙と外部に張り出す躯体の部位(桁や棟木・垂木)の取り合い部を再確認

透湿防水紙を取り合い部で切りっ放しにしておく事はご法度。必ず防水テープ等で端部処理する事が必要です。また、木材の様に乾燥収縮する可能性のある材との取り合いでは伸縮性のある防水テープの使用が求められます。
各所通気胴縁取付状態を通気遮断となる様な箇所が無いかチェック
因みに通気胴縁はウェスタンレッドシダー材を標準的に採用しています。通気層=水蒸気の通り道ですから、水に強い材を使用するのは当然です。



画像右通気層最下部には害虫などの進入を防ぐガード材を取り付けます。また、水切りは外壁下地に取り付けて透湿防水紙を被せます。
内部班は、各所の下地造作、断熱材充填~気密シート貼り、プラスターボード張り…と作業を進めています。

画像右2Fの床は音伝搬の低減効果を得る為、下地合板の上にプラスターボード貼りをします。同一材質でいくら厚みを持たせても音伝搬防止になりません。異種材質での付加の方が効果を期待できます。

←エアコン取り付け予定箇所への下地補強と先行配管 エアコン自体はお施主様がご用意されるので、後から配管が外部露出となっては美しくないとの思いから壁内に冷媒管とドレン管を配管しています。

←小上がり和室の下地 リビングからちょっとゴロンしたい時の為に・・・。

SPF本実材にて仕上げた天井部分。やっぱり無垢材はいいですね。
今週からは各所の仕上げ工程にも入ります。それに備えて外壁材、内部床材、内部建具等も既に搬入済。気合い入れていきます。