現場工程は8/26から8/29の間に15t車5台分の資材を順次搬入し、同時進行での建て方作業を行いました。9/5に予定される上棟式に向けて、安全第一に更なる気合いも込めた1週間となりました。
上棟式は予定通り9/5 11:00より施行 お施主様のご厚意により現場関係者一同に会し、武蔵一宮氷川神社宮司の下、厳かに施行されました。
お施主様おめでとうございました。
また、お招きいただき誠にありがとうございました。
何を始めるにも先ずは刻み作業で作成した「手板」を再確認。
先ずは土台敷。番付に合わせて土台材を配ります。180角の材は職人二人で持つのがやっとの重さですが、土台は住まいの大事な足元。大断面、強固な基礎、イエローシーダー(ビバ)の心材が持つ抗菌性と相まれば云わずとも6世代先まで住める住まいである事がお分かりいただけると思います。
土台の仕口は腰掛け蟻落とし
1日目は土台敷で作業終了。基礎通り墨と土台芯墨の整合を取り、
アンカーボルトに固定します。
2日目から本格的な建て方作業に入ります。先ずは柱建て。ティンバーフレームは基本的に全て柱勝ち(通し柱)の構造になります。木造軸組みにおける材の特性や水平垂直の抗力には最も有効であると考えています。
続いて矩折り順に横架材の接合をします。柱勝ちなので外周部桁以外は全て胴差しとなります。
内部の梁は大入れ腰掛け蟻落とし
1F部がほぼ組みあがりました。
大工の親方 大カケヤを持って仁王立ち(休憩?)
2日目はこれで作業終了。明日の上棟を目指します。
3日目の作業で小屋組みから
母屋から棟と順に組み上げます。
12mほどある本プロジェクトの母屋、棟は180x360角材。継手は雇車知栓止めとしています。
予定通り3日目で所謂「上棟」の状態となりました。
軒を深くとる事も日本の気候特性に合わせた木造建築の伝統的手法です。
組上げ後は歪み(家起し)を調整し、仮筋交いで固定してから次作業の屋根垂木掛けに移ります。
4日目からは屋根掛け作業になります。
垂木を掛け、水平構面強化と付加断熱効果を得るために38mm厚本実加工板(パイン材)を全面に張ります。≪特別仕様≫
38mm厚板の上に気密シート、通常の野地板合板、ゴムアスシートを貼り下地の雨仕舞をします。