熟練工総動員によって行った本プロジェクトの製材~墨付け~刻み加工も約1か月でほぼ終了。
桟積み保管し、来るべき建て方作業に向けた現場搬入に備えています。
土台の継手は
腰掛け蟻
(女木側)
こっちが男木側
梁類の継手は腰入れ目違い鎌
男木側 女木側
梁成が360mmあるティンバーフレームの基本躯体サイズには目違い鈉(断面中央棒状突起と溝部分)をいれて捻じれ抵抗策を講じます。
柱は平ホゾ。柱断面が180角なので幅150x長さ90x厚み60㎜で加工
ティンバーフレームの柱と梁は全て柱勝ち(通し柱)仕様。
なので、梁は全て柱への胴差となります。胴差部は小胴付(込栓・引き寄せ金物併用)
梁類(甲乙・XY)同志の取り合い部仕口は基本的に腰掛け蟻を採用
梁下端には補強として入れる105角柱と間柱用のホゾ穴を開けています。
大屋根スタイルの本プロジェクトにおける母屋の長さは12m強。
継手には雇い鈉を入れて車知栓(しゃちせん)で固めます。
本プロジェクトの現場建て方は8月下旬から9月上旬を予定。
現在加工場での作業は補強柱・間柱・小梁材として使用する材の加工に入っています。
補強柱として準備した国産ヒノキ3.5寸角 ホゾ加工の為の墨付けをしています。(職人曰く…やけに軽く感じる。だって。太くて重い材の扱い、お疲れ様でした。)