新築であれ、リモデルであれ建築の仕事は「無」から「有」とする仕事だと思う。その上では依頼者と施工者に垣根があってはいけない…と現場人は考える。敢えて施工者と書いたのは被害妄想的かも知れないがよく使われる「請負者」に違和感があるに他ならない。請けて・負けるんじゃあ何となくイヤだ。だからと云って勝つ必要もないから引き分けが正解だな。そう、現場人が考える垣根のないって事は、常に「お互い様」であれ。って事になるんだ。コレ、中々難しいが、ちょっとした気構えで我々施工者側は意外と簡単に出来るんだ。一応、施工側を建築の玄人、依頼側を建築の素人とした場合に、我々施工側は表題の通り、最強の素人として現場作業をする事。簡単に言い換えれば、常に依頼者側目線で作業しろって事だ。そんな目線で作業して居る時に依頼側が逆に最強の玄人となって施工者側の気持ちもご理解いただけたら尚OK。生き物と一緒で刻々と変わる現場がこんな関係を保ちながら進行出来れば困難にも立ち向かう事が出来るってもんだ。金額に現れない、金額以上の品質確保にはココが一番重要なところだと思うな。誰だって気持ちよく仕事が出来れば、その過程も含めて仕上がりだって間違いなく良くなる!保証書には載らないけど、こんな無料のオプション欲しくないですか?一緒に創り上げる楽しさは何にも代えがたいよね。だからして、現場人は今日も最強の素人として職人さん達と作業を楽しむのだ。