出来上がった「家」の評価を新築、リモデル共時折お施主様ではなく第三者からも受ける時がある。
お陰様で大抵の方からは「いい家だねぇ~」と評価して頂けるのだが、現場人はそんな評価の第一声を聞かされるとちょっとばかり悔しい。特に外部・内部・設備・全体のデザイン等全て確認してからの感想がそれだけだと何ともやるせない。
何故なら現場人はお施主様からは「住みやすい家になりました。」
第三者からは「住みやすそうな家だねぇ」という感想を戴ける様、作業に取り組んでいるからに他ならないからだ。
住みやすい家もいい家だねぇという表現に含まれるだろ!第一にお施主様は皆「住みやすい家」と云ってくれるじゃないか!とよく人からは言われるけど、どうせなら第三者の方からもそう感じて貰いたい!と思うのは贅沢な要望で独り善がりか?あくまでも我々の作業はお施主様との二人三脚で行うものだからそれでいいのか?とたまには開き直ってはみるものの、やはり納得がいかない。
いい家だねぇと思っていただいた視点や尺度はどんな事なんだろう。
相対的に見て無垢の木をはじめとする自然素材をふんだんに使っている?部屋の用途に合わせた色使い?太い躯体?地中熱利用の熱交換換気設備?完全オーダーキッチン?…どれも現場人がよく提案する仕様だけれどこれら一つ一つは弊社の
絶対的住まい創り理念に基づく
「住みやすい家づくり」を実現されるための手段でしかない。
予算を掛ければ多くの視点と尺度からいい家は必ずできる!
だけど、掛ける所を間違えば住みやすい家にはならない。
そう、現場人が理念に於いて「住みやすい家」と云うのは暖かく涼しくて空気感も爽やかに、視覚・聴覚・触覚・嗅覚にストレスなく安眠出来る家のことだ。
これは工夫次第で予算を掛けなくても必ず実現できる!
だからして現場人は今日も明日もその先も、
「住みやすい家を創ってくれてありがとう。」と、お施主様から
「住みやすそうないい家だねぇ」と、第三者から
実感や感想を戴く為に努力するのだ。
ここに弊社のお施主様が自らの住まい心地を披露しているサイトがある。
注文住宅で建てる木の家の住宅性能と題するサイトで正にそのままのタイトルで投稿された記事だ。
現場人はこうした検証もし、公開までして戴けるお施主様と長いお付き合いが出来る事に我ながら誇りを持てる。全く以て嬉しい限りだ。