今週も現場はゲリラ的な雷雨にも遭わず晴天に恵まれました。
外壁は1F部のウェスタンレッドシダーベベルサイディング貼りが終了。素晴らしい香りが現場には充満しています。耐候性に優れるこの材の性能と香りを大変気に入って下さったお施主様は、経年変化を楽しみつつ時期を見ながらご自身でメンテをされたいとのご要望。当社も竣工後に行う定期点検毎に時期的なアドバイスをさせて頂く事にしています。
外壁仕上げ2F部
本現場の仕様は窯業系サイディングを採用。金物工法にて1F部から連続する通気層を確保する為、水切り金物は本来の目的とは違う1F部との見切り材として通気胴縁上から取付としています。
屋根垂木や桁・母屋等横架材の外壁突き出し取り合い部は雨水侵入リスクの高い部分です。1次防水層の外壁仕上げ材との絡み、2次防水層である透湿防水シートとの絡み部分はシーリング剤充填と共にブチルゴム内外2重に貼付し対策を施しておきます。
室内側壁下地材の含水率定点測定。防湿フィルム貼付にOKな数値(14.1%)となりました。
本現場の内壁は大部分が19mm厚で幅130mmの節ありパイン無垢板仕上げとなります。パインは独特の明るい木肌と節の赤色を持っていますが、経年では日焼による飴色への変化を楽しむ事が出来ます。
浴室壁と天井の下地
ハーフユニットバスを採用した本現場は、上部の壁と天井を無垢板で仕上げる仕様としています。仕上げは無節のウェスタンレッドシダー。浴室内ですので、壁は目地部分に水が溜まらない様張り方は縦となります。水が直接掛る可能性の高い壁下地には防水フェルトを貼って端部はユニットの縁まで被せ、横胴縁(ウェスタンレッドシダー)にて排水層を設けた上に仕上板を取り付けていきます。水蒸気の上がる天井は防湿フィルムを貼って壁と同じくウェスタンレッドシダーの無節材仕上げとなります。お施主様が最もお気に召した香りに包まれての入浴は格別でしょう。
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