現場は今週中盤から梅雨らしい天候との戦いを強いられ内部作業へと変更をしましたが、外壁廻りの作業は前半の好天に恵まれてサッシの仮取付、透湿防水シート張りと予定通りに進行しました。
本現場で採用するサッシは国内製造の樹脂製。ペア+Low-Eガラスで断熱性能も最上級のH-5等級(2.33W/㎡・K)をクリアしています。
サッシ廻りは雨水侵入の可能性が高い所。まだ、仮止め状態ですが取付~最終状態は現場管理上も重要なチェックポイントとなります。
ウェスタンレッドシダーの胴縁材。サッシ廻りの絡まないところでは外壁通気層確保のための胴縁を取付けました。通気層内は雨水・湿気の進入が十分に考えられる箇所ですので、湿潤状態にも耐えうる素材且つ外壁仕上げ材との相性や
透湿防水シートの性能を損なわない素材の採用等、長期的な目線で選定しなければいけません。
雨天に因る内部作業への移行では、間仕切り壁、床断熱敷き込と進んでいます。
24時間換気システムもダクト配管を完了しました。
熱交換チャンバー。各排気箇所から集められた汚れた空気の内、熱だけを新鮮空気に交換させるシステムの心臓部とも言える部材です。本システムはイニシャルコストの安い第3種の換気形式を採用していますが、排気熱を回収して新鮮空気に交換させることで省エネルギー性にも寄与するものとなっています。
各系統の排気口。ホルムアルデヒドなどの有害なVOC(揮発性有機化合物)は大半が空気より比重が重い為、床面からの排出とするのが効果的です。もし、換気口が天井や壁の高い所にあったとすると、床面近くに溜まった有害物質が人間の鼻を通過して排気する事になりますからね。
24時間換気に関する事や通気胴縁に関する弊社の考え方は
←の本でも確認する事が出来ます。
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