先週迄に中塗り工程まで進行していた本プログラムも、今週は仕上げの工程へ。天候と施工状態を併せての状況判断で実施しました。
各所の損傷具合に併せ、仕上がりが均一となる様に調整した中塗り回数での塗料浸透具合を確認しつつ、仕上げ塗りへ
手すり各所は南側が風雨と紫外線・摩耗による損傷が認められていたので仕上げ塗りまで計5回目の塗布
東西面は主に摩耗による損傷で計3回の塗布
東南・西南にある階段部は歩行摩耗と風雨による損傷で計5回の塗布
屋根掛りの無いデッキ床面も同じく歩行摩耗&風雨損傷で計5回の塗布。
屋根掛りのあるデッキ床面は風雨による損傷は少なかったものの、歩行による摩耗が少々認められたので4回目の塗布。
デッキ裏面は防腐注入薬剤の効果がまだ発揮されている状態だったので、少し厚めの塗膜で1回塗布。
デッキだけでは無く、建物や付属設備でも同じ場所で方位や使用頻度に依って損傷具合が異なります。勿論、その都度その場所ごとにお手入れするのに越したことはありませんが、仕上がりの不均一感や費用対効果に劣ってしまう事もしばしばです。当社のメンテプログラムはそうした事にならない様、日頃の点検作業を通して「いつ、どのように、」を適切に進言・実施するプログラムでもあります。
仕上がった各所
均一感がとれています。これにより次回(数年後)の計画も立てやすくなりますね。
今回使用した塗料はシッケンズ社製。手すり部分はセトールHLS デッキ床面と階段はセトールデッキを採用しました。