今年最初の現場報告は、仕事始めから先週末までの作業となります。
昨年末から特に日本海側で寒波に襲われていますが、こちら太平洋側でも結構な冷え込みにて現場付近のたまり水も分厚く氷が張っていました。そんな中、休み明け・寒さと作業安全上留意しなければいけない点を再確認しつつ、現場は順調に作業再開されました。
先ずは造作下地材と躯体ティンバーの含水率再再々測定
間柱等下地材は10.9%
ティンバー躯体は13.6%
どちらも日本の平衡含水率(15%)範囲になり、壁を隠蔽する作業へも移行可能な状態となりましたので、床下から立ちあげた設備配管や電線配線で開けた穴の修復を行います。これは穴の隙間から余分な空気(隙間風)が壁内へ入らないようにする為で、気密断熱と計画換気の効果を損なわない上で重要な作業となります。
内外部の各所造作も進行
勝手口上の庇
1F天井仕上げはパイン無垢板張り
階段は足触りの優しいウェスタンレッシダーの一枚板で構成。住まいの中で一番危険な階段は十分な踏み面幅と途中に踊り場を設けてリスクを低減させます。また、結果的に段数は増えますが、一段毎の段差もやや緩く設定して昇降の負担を低減させておく事も将来に於いて必要な設計ポイントとなります。
外部作業では木部へのステイン塗布2.3回目を実施。
前回塗布した分も十分に浸透し、発色も進んでいました。2回目の塗布は浸透分再強化、3回目の塗布は耐久性強化という目的を持っています。