外部の塗装も3回目を塗り終わり、規定量の木材保護材塗布を完了しました。検査・手直し後、旧デッキにかかる部分の足場を解体して新デッキの造作作業に入りました。
旧デッキの根太は600mmピッチで水が滞留する根太受け材を通して設置されていましたが、使用されていた材は湿気に弱いに加え、保護材の塗布もされていなかったので腐食が進行してしまいました。デッキの様な外部露出となる部分には水が溜まってしまう根太受け材を通すより、根太一本一本に金物の受け材を設置する方が良策です。現場は耐腐食効果の高い加圧注入材(ACQ)を使用し、455mmピッチにて設置されています。
根太を受ける桁材(2x10ACQ)の付き合わせ部分には予め溝を付けて上端・側面・下端とシーリングを施し、木口面に雨水が浸水しない様配慮しています。