秋分を過ぎ、例年なら心地よい風が吹き抜ける季節も今年は猛暑に続いて多雨の異常続きはココ那須も同じ。なかなか次の作業に進めずも、合間の縫って何とか下地調整作業を進めました。
脆弱化した旧塗膜は完全にケレン。これは始めにご相談を受けて現場を拝見した際にオーナー様にもお話ししましたが、通常無垢の木の保護には木が収縮する性質持つ上浸透性の保護塗料が塗布されているはずが、こちらのログハウスにはそれが使用された塗膜ではなく、表面に塗膜をつける所謂ペンキを薄く希釈したものだったのです。塗装とは恐ろしいもので、どんな塗料でも塗ってしまえばある程度外見上からは「キレイ」になります。しかし、用途と性質を間違えば長持ちはしません。新築を担当した会社がなぜこのような塗料を使用したかはあらかた想像がつきますが、お陰?で良好な下地を再生できたことはオーナー様にとってもプラス。我々は正しい仕様で責任施工するのみです。
1回目の塗装に着手。数回に分けて塗料を浸透させる為、1回の塗布量に注意しながら塗装していきます。
2回目の塗布完了後にまたの雨・・・。でもしっかり撥水しています。
2回目の塗布完了で、検査を行いました。来週からは腐食したデッキの再生にも取り掛かります。