カナダ工場におけるティンバーフレーム加工状況です。
加工場内で仮組した土台。200x200の土台は台持ち継ぎで構成され、火打ち土台100x200を四隅他必要部に設置しています。(画像奥に写るは加工責任者であるMr.Rodと総括マネージャーのMs.Marla。二人とはかれこれ10年以上の付き合い。文化・言語が違うも培った信頼関係は付き合いの年数以上。大切な友人でもあります。)
加工中の200x200柱。ティンバーフレームでは標準的にこのサイズの柱材を使用します。(梁は200x300)真壁構造となる今回のプロジェクトは柱に壁下地材の納まる溝を内外両側に付けて材の収縮に因る隙間の発生を防ぐ処置をしています。画像下の平ほぞ(仕口)に開けた穴二つは土台と接合させる込み栓(ダボ)用。込み栓には強度+粘りのあるヒッコリー材25mmΦを使用します。
今回のプランにも盛り込んだ丸太大黒柱です。カナダ内陸産ネイティブ・ダグラスファーだからこその目詰まり・通直性を誇ります。弊社のティンバーフレームにはすべて同等の材を使用しています。・・・年輪?細か過ぎて正確には数えられませんが、伐採記録に因ると216年物となっています。
含水率の測定。カナダ内陸は乾燥気候にて伐採後は木にストレスに与えず自然乾燥させることが出来ます。測定値15.2%は加工時の状態としてはBest。全ての材が13~16%の範囲に落ち着いたところでステインを塗布し、いよいよ日本への出港となります。