予報にない不安定な天気に悩まされつつも塗装工程はいよいよ最終段階。降雨休業はある程度見込んでいたものの、予定した工期が延びてしまい、オーナー様・ご入居の皆様には暑苦しい外部シートが掛ったままでの生活となってしまい誠に申し訳ない限りですが最後までもう少しご協力ください!
全面コンクリート打ち放し仕上げだった外壁は正面を除く3面が、所謂「着色」をする塗装仕上げ。2回目の塗布工程もほぼ終了しました。
建物正面は風化・酸化で傷んだ打ち放し仕上げの再生を行います。
先ずは下地のクラック等を補修し、プライマー(接着剤)を塗布。
中塗りとなる表面風化の再生材(酸化防止剤)を塗布。
未施工部施工部の左右でその差歴然!ですよね。
←この状態が施工前。コンクリートは元々アルカリ性質で内部鉄筋の錆を防止していますが、降雨に長年晒されたりクラックの発生の因って内部に雨水と空気が侵入することに因って少しづつ酸性に傾いてきてしまいます。そうすると鉄筋に錆が発生しやすくなり、膨らんだ錆は覆っているコンクリートを弾き飛ばす(爆裂)状態にもなり、下を歩いている人の頭に当たったら大変!危険且つ建物強度に大影響を与えてしまいます。
これはどんな外壁仕上げにも言える事です。外壁の塗装は美装が目的ではなく、それはあくまで付加価値的なもの。撥水・防水効果を得る事が一番の目的です。
一方降雨で遅れた工程を取り戻すべく、別班は半開放型内部鉄骨階段の塗装へ。鉄骨とは言え、メッシュメタル板を採用されていた為、通行止めの期間を設けさせて頂き吹き付けでの塗装としました。