幸いにも梅雨入りが例年より遅れ、作業には好都合だった今週は様々な工程に取り掛かる事が出来ました。
下地損傷箇所の修復が済んだ屋上と外壁は高圧水洗浄を実施
抜群の威力!洗浄前の下地と違い歴然ですよね。
手すりなどの各所鉄部は発錆部や脆弱塗膜・旧塗膜をケレンしエポキシ樹脂の錆止め(グレー)を塗布
屋上防水工事にも着手。洗浄後に残る細かい砂を再清掃し、伸縮目地は打ち直しをするので撤去します。
晴天が続いたものの、未だ内部に滲み込んでいる雨水が湧き出てくる状態と週明けから梅雨入りとの予報を受け、無理な工程の進行は避けて先ずは乾燥が進んでいる笠木や立ち上がり部分にプライマーと密着度を高めるメッシュシートを貼りつける工程へ。(通常でもココまではこのような工程ですけど・・・)
外壁部コンクリート打ち継ぎ部やサッシ周りのシーリングも表面硬化が進行している部分があるので、全面シール材の打ち直しをします。
手すりの目隠しには無垢の木が使われています。セランガンバツという南洋材でとても耐久性・耐腐朽性のある広葉樹ですが、主に紫外線焼けによる変色(色抜け)がある為、浸透性の木材保護塗料にて耐紫外線効果を付加します。
塗装前 塗装後
来週からは本格的な防水工事と外壁塗装工事を予定しています。
日本の気候特性には必要な梅雨ですが、この工事に関してはご遠慮願いたいところです。無理かな・・・。
降雨、高湿度に影響の少ない作業工程へ変更の準備も必要になります。現場管理では一番悩むところです。