いよいよ最終仕上げの工程となりました。現場は各設備機器の設置も終わり、クリーニングと床に張ったパイン無垢フローリングに施す撥水加工工程に進行。その間は室内立ち入り禁止ですので、私達は外で竣工プレゼントとしたテーブル類の製作を行いました。

撥水処理剤の塗布。セラミック素材を無垢材に浸透させて結晶化させます。無垢材の足触り・手触りはそのままに水分の浸透を抑える事が出来、呼吸も妨げません。有機化合物大量含有のニスやワックス類はCozyUpHomeの仕様に存在しません。

年々飴色に変わっていく素晴らしい経年変化をお楽しみください!!
外ではお約束したプレゼント品を製作。
モデルハウスには残材で製作した決して立派ではないテーブルやベッドがあるのですが、それを見られたお客様からは嬉しい事に良く製作のリクエストを戴きます。そのお気持ちに感謝しつつ、勿論お代を戴けるものでもないので「こんなものでよければ・・・。」と製作するのですが、毎回毎回残る材料も違うので決まった作り方を持てずアイディアを振り絞るのには苦労してしまいます。でもそれが楽しーーーイ。作れば必ずその住まいに残ってしまう家具類も住まいと同様に可愛がってもらえたら幸いです。

天板を張る前のテーブル。天板には床に使用したパイン無垢材を、脚には吹抜け手摺に使用したウェスタンレッドシダーを流用して得意?の焙り加工をしました。サイズも6人(8人)掛けのご要望に合わせ2000x900x700で製作しました。
そのテーブルとセットのベンチ大。

背もたれが無いと日本人は胡坐をかきたくなりますので、奥行きを座布団サイズの600mmに設定。そしてもう一つのポイントはいかに軽く丈夫に作れるか?このサイズならば外デッキでBBQをやる際に持ち出して座卓代わりにも使用できます。因って移動もなるべく容易となる様な工夫が必要となりました。(・・・男一人で何とか持てる重さに抑えるのが限界でしたけど)

もう一つのベンチは通常サイズ(奥行き400)で。壁際設置となるので壁に寄り掛かることもできますね。
ベンチは二つともテーブルと同じ材を流用しています。

ベッド4台はフローリング材と床根太に使ったDFR2x8と間柱に使った4x4等で製作。真ん中付近からぴょこんと出ているのはベッド下掃除の際に板が簡単に外せるようにしたぴっぱり紐と思って下さい。勿論布団を敷けば平らに曲がります・・・・念のため。

間仕切り壁パネルで使った2x4材流用での薪置き場。ここでお施主様Oさんにノルマです。頑丈に作りましたが、那須の大風対策にも常に薪をこの中にたくさん入れておいてくださいね。
次回はお施主様のご了解を得た上、完成の様子をアップする予定です。